我が家の建替日記

三世帯、7人家族と猫一匹

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IoTとは?新築時に考える情報デジタル生活に必要なもの

約6分

ここ最近「IoT(アイ・オイ・ティー)」という文字を見るようになってきました。

顔文字のようにも見える(IoT)ですが、いったい何のことでしょうか?
IoTとは、「Internet of Things」の略で、「Things」を辞書で調べてみると「(有形の)物、事物、(生き物に対して)無生物、物体、もの、(特に)飲食物、(芸術)作品、生き物、動物、人」と書かれています。
「Internet of Things」をインターネットで検索すると「モノのインターネット」などが出てきます。
要するに「インターネットにあらゆるモノをつなげて」何かしようということですね。

あらゆるものをインターネットにつなげるとどうなるのでしょうか?
地球上のどんなとこにいてもインターネットさえつながれば、スマホなどの端末から自宅やその他の場所の様々なモノをコントロールできるということになります。

いま家の中にあるモノで、インターネットにつなぎたいものがありますか?

現在我が家は、
1 風呂のお湯はり
2 エアコンのコントロール
3 玄関の鍵のコントロール
4 受信したFAXの電子メールへの転送
5 録画番組の予約・配信 など
ができるようになっています。
1~3これはいわゆるHEMSによるコントロールで、4~5は情報家電に備わっている機能です。

他にインターネットにつなぎたいものと言われても別に・・・、って感じでしょうか。

しかし、数年先には家庭内にロボットが入ってくるでしょうし、考えられないモノがあるかもしれません。
・冷蔵庫に入っている食材を調べて、帰るまでにロボットに食事を作ってもらっておく。
・トイレ、お風呂、部屋などの掃除
・雨戸の開閉(泥棒さんに留守と覚られないため)
・ペットへのエサと水の補給
・郵便物や新聞の収納(これも留守と覚られないため)
・車と連係して音楽や運転経路の転送
・防犯関連 など

家じゅうのモノをインターネットにつなげるための準備はできていますか?

将来インターネットに何かモノを接続するには、wi-fiやBluetoothを使えばよいかもしれません。
これであればwi-fiルーターを増設すれば簡単にインターネットに接続できるものを増やせます。
現に我が家で使っているHEMSの通信規格は「ECHONETLite」でHEMS通信アダプタとエアコンなどの家電との通信はBluetoothを使っていますし、スマホの通信はwi-fiルーターです。

簡単な通信をして家電をコントロールする程度であれば、wi-fiやBluetoothで問題ないと思いますが、通信量が多いモノが増えてくるとそうもいきません。

我が家では宅内のHDDレコーダーと各部屋のテレビの間は有線LANにつないで安定した映像配信を行っています。
HDDレコーダーの録画番組は出先のスマホで見るこができ、通信量が多いことがわかります。
また、数台あるディスクトップパソコンとノートパソコンは安定した有線LANを使っています。
将来ロボットや宅内のカメラが映像をリアルタイムで出先の端末に送ることなども考えられます。
情報の通信量は爆発的に増えていくことが予想できます。

新築時の計画と、数十年後の世代が変わってからの増改築後では、宅内LANや映像機器がどこに設置するのかわかりません。
ましてや将来のIoTとなると・・・まったくわからない・・・

IoTには安定した電力の供給も必要になってきます。

やはり新築時には有線LANとテレビのアンテナ配線、そのほかに電気コンセントのことをよく考えて、余裕を持った配線計画をお勧めします。

情報家電や今後販売されてくるIoT製品は、電気がなければ動きません
コンセントの位置や配電盤内の回路増設、増設用の予備配線、また電力の増加に伴う屋外から屋内への幹線の張替えなども対応できなければなりません。
家は作ってからのメンテナンスが容易にできるかどうかで、将来の住みやすさも大きく変わってきます。

簡単な例として、新築した時にインターネットはコミュファ、テレビは屋外アンテナ、有線電話はNTTとした場合、これをコミュファでインターネット・テレビ・電話を全てまとめたいとなった時どうなるか?
新築時にこれらをまとめることを考えて配線していないと、屋内の壁に穴を空けて露出でケーブルを配線しないといけなくなる場合があります。

ハウスメーカーの住宅(特に建売住宅)を見学に行く時には、必ずインフラ関連の配線を見ましょう。

情報BOXや電力配電盤の位置、将来の増設に耐えられる設計がしてあるか、各部屋のコンセントやLANの配線はどうか。
電力の引込線や宅内の幹線の太さはどか。
屋外の電力引込線とネット関連のケーブルとの距離や、窓やベランダとの距離は法令に違反していないか。
これらを見ることにより、住む人のことを考えているメーカーか、コストのことを優先しているのか、すぐにわかります

ある地元の建築業者の建売住宅を見学した時に、
私 「ネットワークの配線が各部屋にないですけど・・・」
業者「wi-fiで対応できます。」
私 「HDDレコーダーで録画した映像は各部屋で見れますか?」
業者「wi-fiで見れます。」
私 「有線LANの配線は追加できますか?」
業者「できません。うちは広さを売りにしています。
私 「・・・」
という業者がありました。
この業者の家は屋根裏まで見ましたが、将来のことなど全く考えていない家で、速攻で検討外になりました。

新築・増改築時には余裕のある情報BOXを作っておきましょう。

今後、家を新築する方や増築する方は、ネット、電話、テレビ、電力、太陽光などのインフラ関連の分電盤を同じ場所にまとめておくことをお勧めします。

▼我が家のインフラ関連のボックスはこのようにまとめて設置してあります。info_box

我が家の情報BOX(情報ターミナルBOXと呼ぶメーカーもあります)はフリーに端末類を置ける木製BOXを二つつなげて付けてあります。
写真にあるように、これだけのものを入れるには一つでは足らないので、設計段階から二つつなげることにしました。

コミュファ光の電話アダプタはwi-fiルーターも兼ねていますが、性能の良い別のwi-fiルーターを追加してあります。
宅内LANはコミュファ光電話アダプタからスイッチングハブを経由して分配してあります。
LANケーブルはカテゴリ6eが使用してあり、通信速度は10Gbpsまで対応しています。

将来、屋外の引き込み口から何らかのケーブルが引き込めるように、引き込み用のワイヤーが予備で二つ用意してあります。

▼我が家の情報BOXの中はこのようになっています。info_box2

ハウスメーカーの中には、宅内の壁面に穴を空けてケーブルを這わせると、保証がなくなってしまうメーカーがあります。
屋根裏に人が入れずに、配線の変更ができないメーカーもあります。

サンヨーホームズは、わがままなリクエストにも親切に対応してくれ、本当に感謝しています。
将来の情報デジタル生活に備えて、よく考えて家づくりをしましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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